ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

スタートレック・ボイジャー 第100話「Timeless(過去を救いに来た男)」

あらすじ:雪と氷しかない惑星にキムとチャコティが転送で降り立つ。キムが何もない地面に向かってトリコーダーを差し向けると地下に反応があった。それは15年前ここに墜落し氷の下に埋まったボイジャーだった。


クルーは全員死亡。キムはEMHを起動させこうなった経緯とここに来た理由-量子スリップストリーム航行の際に自分が送った修正値は間違いでそのためコントロールを失ったボイジャーは墜落したこと、そしてその過去をこれから修正すること-を話す。


だが彼らはラフォージ艦長の指揮するUSSチャレンジャー号に追跡されていた。デルタフライヤーおよび時間を越えられるボーグテクノロジーを盗み、時間管理法に反する行為をこれから実行しようとしていたからだ。はたしてキムは過去の自分とクルー全員を救うことができるのか。

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15年後のワイルドキムちん怖ぇ。いろんなものが伏線になってる見事な演出はラフォージ監督作品だから(最新作「エンタープライズ」でも良作作ってエライ)。バンと肩を叩かれ当惑と驚きの入り交じった複雑な表情をするEMHドクターの演技が絶妙。こういうとき顔のパーツがでかいと役に立つ。


量子スリップストリームという番組が終わりかねない超発明を取り上げながらも、うまいこと全てを元の鞘に収める構成の妙が素晴らしい。酔っぱらいセブンやギャラクシー級宇宙艦などのサービスシーンも含めてまさに傑作。