ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

スタートレック・エンタープライズ 第30話「Dead Stop(謎の自立浮遊基地)」

あらすじ:前回、ロミュランの機雷で受けたダメージは相当なものだった。リード大尉の左足は完治までにはほど遠く、エンタープライズも補修材が手に入ったとしても直すのに数ヶ月はかかり、それまではワープ2までしか出せない。アーチャー船長はついに救難信号を発信する。


意外にも返事はすぐにやって来た。通信が途切れて詳細は分からないが、修理基地があるらしい。さっそく船長はワープで向かう。指定された座標には確かに基地があった。でも無人で内部は-270度の世界。そのとき船内に閃光が。基地側からのスキャンだ。エンタープライズの情報を読みとった無人基地は、エンタープライズ仕様に基地を「変身」させ始めた。ドッキングベイは接続可能に、内部も酸素と窒素が満たされ、アクセスパネルも地球の言語になった。


さらに応答マシンが言うには、プラズマ200リットルと引き替えに、リード大尉の足を含む船の全修理をすると言う。あまりにもうますぎる話にいぶかる船長。さらにレプリケーター(物質複製器)で出てきたナマズ料理のレシピはエンタープライズにしかなく、勝手にデータベースにアクセスされたことが分かり船長は不愉快さをつのらせる。


そんなとき二つ事件が起きる。一つはトリップ*1とリードが基地のコンピュータをのぞき見たいがため立ち入り禁止区域に入ろうとして転送で排除されたこと。上級士官にあるまじき失態に船長はあきれ怒る。そしてもう一つの事件は…トラビス・メイウェザー少尉がこちらも立ち入り禁止区域内で、死んでいたこと。だが彼がなぜそこへ行ったのか誰も理由が分からなかった。


ドクターの検死が始まる。仲の良かったサトウ少尉は悲しむが、それはまだ早かった。メイウェザーの体はレプリケートされた偽物だったのだ。本物のメイウェザーは基地に捕らわれているのか。船長とトゥポルはトリップ達が侵入を試みた通路から基地内部に入り込む。そこにあったのは、大量の生命体の脳がコンピュータに直結され演算に利用させられている、おぞましい光景だった…。

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まぁいわゆるひとつの「注文の多い料理店スタートレック版ですわな。ただこっちは生物を取り込んだ完全自動機械で、爆破しても自動復活する、なんとも不気味な存在でしたが。


見所はCGとセット。金かかってまっせ!窓からリアルタイムで修理されるエンタープライズかっこええ。内装が白一色の基地もまたきれいで良い(あれは”HAL”へのオマージュなのか?)。そういえば操作パネルの向こう側から船長の怒る様子が見えるシーン、てのもあったなぁ(HALがボウマン達の密談を見つめるシーン、のような感じ)。


それにしてもまぁ、やってくれますな汚れ1号&2号は!アホなことしてブリッジに転送されて言い訳できず。そりゃあ怒られるわえ。前回で少しはオトナになったろうと思ったリードは「全然治ってない」し、トリップはあんなんで本当に中佐なのか?それでいいのか宇宙艦隊…。

*1:チャールズ・”トリップ”・タッカーIII世…中佐(私は汚れ1号と呼んでいる。2号はリード大尉)