ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

私的記録

※非常に私的な記録ですので読みたい方のみどうぞ。






食事時の私の発言をきっかけに何年かぶりに家族と言い合いになった。その結果父とは分かり合えたが母は相変わらず被害者ヅラのままだ。父はやっと、定年間近になって、話し合いから互いを理解する術を学んだようだ。これまではこちらが何を言っても感情をぶつけるだけだったから大きな進歩といえる。


父は自分の人生が非常に恵まれていること、運だけで生きてきたことを理解していたようだ。最近の傲慢ともいえるそぶりでそれを自覚していないんじゃないのかと思ったのが言い合いのきっかけだったので、自分の人生の動力源が運のみだったことの自覚を確認できて良かった。ただ私が思うにそれはこの数年でやっと悟ったことなんじゃないかと思う。人生の主要なアイテム(家・土地・嫁・仕事)を全て人から与えられた彼は普通の人が二十代でクリアすべき課題を中年を過ぎても一つも解いていなかったわけだから。


母には母の精神構造を言い当ててやった。常に他者との関係が「他者=加害者」「自分=被害者」であることを指摘した。そしてその関係性に私が巻き込まれるのはしんどいことも告白した。父も自分も同じだと告白した。おそらく祖母と母との幼少期の関係が原因であることも指摘した。


でも、今回も母は何も理解しようとしなかった。また「何か酷いことを言われた」くらいにしか思っていないのだろう。父は「そんな人間でも母親だから、妥協しなきゃならないんじゃないかな」と言ったが私はその境地には達せない。私には答えが出ている。母は精神科医に診せるべきだろうということが。田舎で生まれ育った父にはショックだろうから言わなかったが、私には分かっている。