ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

犬ころ

10歳になる犬が急に元気をなくしてしまった。父と母は「もう死ぬだろう」と言っている。何を根拠にそう言えるのかまるで分からない。特に父は「老衰だから」をしきりに繰り返しているが現代の犬は10歳ではまだ老衰のカテゴリーには入らない。それにうちの犬はこれまで目立った病気もせず健康だった。ほんの数日前までは元気だったのに今日になったら元気がないので「はい老衰ですすぐ死にます」。阿呆か?いや間違いなく阿呆だろう。


いつもそうなのだが彼らは目の前にある現実よりも都合のいい自分たちの妄想世界の方が大好きで、何の証拠もないのに結論を決めつけたがる。田舎の人間はだいたいそうなのかもしれないが科学的な視点が完全に欠落している。「原因があって結果がある」という単純な論理を理解できないので、何かにつけて思いこみと堂々巡りを繰り返しいつも同じ失敗をやらかす。愚かな人間は生きてちゃいけないんだよ。


父は「死にそうになったら病院に連れて行けばいい」と言って自分からは連れて行きたがらない。つまり面倒くさいんだな。まだ前の犬が生きてる頃、自分がある日突然ペットショップから連れてきたくせに。冷たい。というか、愛情という概念を理解できる知性がないんだろう。死にそうになってから連れて行くのは死因を特定するためで何の意味もない。早期発見という日本語の存在を彼らはまだ知らないようだ。


頭に来たので私が連れて行くことにした。外傷なし。目やになし。鼻の乾きなし。腹部のふくれなどなし。おやつは食べるが確かに昨日と比べても元気がない。まずは検査が必要だろう。つくづく無知蒙昧は罪であると思う。