ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

吃驚仰天

あの『マーべルをものすごぉく怒らせて事実上歴史から消された』東映版「スパイダーマン」のDVDが出るそうな。
http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/spiderman.html
こういうものでも「時間が解決する」ことってあるんだなぁ…。


ちなみにこのスパイダーマン、生身アクションは良かったんだけどテコ入れで巨大ロボット・レオパルドンを出しちゃったのが運の尽き。原作のイメージが云々のお決まりの展開でマーベルと東映の協力関係は解消されてしまったんですなぁ。ところがこの巨大ロボ路線が後の戦隊ヒーロー物に組み込まれ定番化するんだから人生(?)何が幸いするか分からないもんで。だから戦隊物でもスパイダーマンより以前に制作された「ゴレンジャー」や「ジャッカー電撃隊」にはヒーローロボットは出てこないんですよ(へぇーへぇー)。


補足:こうして一度アメリカから拒絶されながらも、80年代に入ってからは「宇宙刑事ギャバン」が「ロボコップ」の元ネタになったり、「ジュウレンジャー」が「パワーレンジャー」に化けたりして東映特撮の魅力はようやくアメリカ人に理解されるわけであります。マーベルの先見の明がなかったのか、東映が時代を先取りしすぎてたのか、歴史というのは面白いもんですな。