ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

京都旅行記 その四(写真日記)

旅行から早くも二週間経ってしまった。旅先で得た安らぎの気分ももう日常に押し流されそうだ。なぜ旅行記の間が空いたのか。それは撮ってきた写真が画像保管庫の容量に入りきらなくなったからである。200KB程度のファイルも溜まるとばかにできないもんだなぁ。新しい保管庫を確保できたのでまた記述を再開する。


・一日目
夜行バスの朝は異常に早い。京都駅バス停に着いて、ホイ午前5:30。予定より15分ほど早い。こんな時間じゃ店はどこも開いてないがどっこい開いている場所もある。歩き回るには不要な荷物をコインロッカーに預けて東本願寺へGO。


烏丸通を歩きながらああまた京都に来たんだなとしみじみ思う。交番とampmを過ぎると東本願寺の堀と塀が見えてくる。門はすでに開いていた。さぁ静寂の地へ…と思ったら中へ入ると大勢の警備員に囲まれて支離滅裂なことを怒鳴っているおっちゃんがいる。ホームレスが何かしてたようだ。朝からようやるよ…。


おっちゃんは例の宇宙人の写真のようにかかえられてどこかへ連れ去られていった。さて現在、東本願寺は御影堂の改修工事モードに入っている*1。世界最大の木造建築を覆う無骨な鉄骨の屋根がかっこいい。江戸(正しくは明治)と平成のテクノロジーの合体である。


巨大建築愛好会/写真日記巨大建築
地面に三つある黒いものが鳩なので御影堂の大きさは推して知るべし。ちなみにこの鉄骨屋根、瓦を補修するときの代替屋根らしい。凄いのはこれが「横にスライドする」んだそうな。人間てやろうと思えば何でもできるんだなぁ。

横からの一枚。うまいこと屋根としての機能性の対比図になってますな。手前と奥でその設計思想に100年の差がある訳ですが。


御影堂と阿弥陀堂を繋ぐ通路にも何やら鉄骨が。ゴツゴツ感にグッと来ます。


いつも来ているときと同じように阿弥陀堂から入る。新しい畳の香りがすがすがしい。ここに来ると本当に落ち着く。来て良かったと思った。早朝なので私以外誰もいなかったが、しばらくすると男が一人来て、仏像の前で祈祷を始めた。熱心な信者だろうか。邪魔しては何なので御影堂に移動するため外に出る。するとちょうど朝日が昇ってきていてなかなか良い光景が。


東本願寺の朝 その一

阿弥陀堂に入ると工事のため仏像は撤去されていて何もなかった。仕方ないので外へ出てみると工事の足場で作られた暗所に朝の光が差し込み絶妙な世界が生まれていた。


東本願寺の朝 その二


東本願寺の朝 その三


それから御影堂を出て庭をひとまわりし、東本願寺を後にした。なか卯で朝食を取り、時刻はまだ午前6:30。京都タワーの銭湯が開店するまでまだ30分もある。今日は長い一日になりそうだ。(続く)

*1:こんなオフィシャルページもある「御影堂御修復日記