ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

冷たい戦い

朝、いつものように電車内で、席が開かないか右往左往してると隣の男の前方があれよあれよと空き、男はすぐ座れてしまった。まぁそれは、いい。一見の客が多数を占めるクソ湘南新宿ラインで、その一見客がすぐ座れてしまうのは、確率的にいってもわりとよくあることだ(毎日通勤すると逆に座れなくなる)。だがここからが問題だった。男は私の方を見て明らかにニヤニヤと笑ったのだ。


ああめんどくさいことになったと思った。電車内でこういう不愉快人間に遭遇したときいつも思うんだが、他人という生き物はなぜ無用な争いを好むんだろう。おとなしく座ってりゃ衝突も起こらないのに。それに残念ながら私はかのピカード艦長ほどの強固な理性の持ち主ではないのだ(まぁ若き日の艦長であればもう襟首つかんでニ三発ぶん殴ってるところだが)。というわけで周りに人がいなくなってから、男の前に立って思い切り顔を近づけてメンチ切り開始。


男「あの何か?」
私「いえいえ別に…。(顔を上げて正面を見ながら)ただ喧嘩売ってるのかと思ってね」
男「え、ずっと下を向いてましたよ」 ←バレバレの嘘。「何言ってるんですか?」的な反応を示さない時点ですでに回避できてない。
私「(正面を見ながら)喜んで買いますんで」
男「…」


以上、実録(笑)。お互い仕事があるのは十二分に分かってるんで警告を発するだけで終わらせたけどね、人を見かけて判断しちゃいかんよほんと。特に今の時代、誰がどんな内面持ってるのか見当もつかないんだから。