ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

失礼な人々

どうも近頃、外見はDQNではないのにマナーやルールを当然のように破る人が多いように感じる。例えば通路一杯に広がって歩くとか、ぶつかりそうなのに避けない&ぶつかっても謝らないとか、電車の座席で周りを不愉快にさせるとか。


一時期こういった反秩序的な行動は若者(の特に男性)だけがしているようにいわれていたけど、どうもそれは間違いで、全世代に渡って失礼な人が増えているように思う。なぜなら今までそういう、バッシング対象からは外されていた人々例えば、身なりは普通なのに電車の中で酒を飲み酔っ払う老人や、バッグを人にぶつけても平然としている会社員らしい若い女性などに、私は何度も遭遇したことがあるからだ。もちろん他の世代の一見”普通の”人々にも私は何度も嫌な目に遭わされている。


なぜ?と思う。なぜこんなに皆が皆、一様にタガを緩めてしまったんだろう。秩序より我欲を最優先させるようになってしまったんだろう。不思議で仕方ない。そこで私はなぜ彼らが反秩序行動をとるのか、二つの仮説を立ててみた。


1.彼らは公私の区別をつけられない。
彼らの中には、皆が我を抑えることで衝突なく成り立つ、公の空間という概念が存在しない。彼らにとっては、世界中どこでもそこは自分勝手に振舞える私的空間の延長線であり、したがってマナーやルールに反しているという意識自体がない。


2.彼らは自分自身のルールに従っている。
彼らは実はマナーやルールに反するのはいけないことだと知っている。だが彼らの守っているマナーやルールは一般社会のそれではなく、自分自身の基準で作られた自分の為のルールであり、そのためそのマナー・ルールに従えば従うほど周囲に衝突をもたらす。


私の見たところ、高年齢の世代には1.の仮説が当てはまり、若年齢の世代には2.の仮説が当てはまるような気がする。もしこの説が正しければ、大雑把な世代分けで衝突時の対応が可能になると思う。まぁ君子危うきになんとやらで、彼らには近づかないのが一番良いんだけどね…。