ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

打つ手なく「期限切れ」 イラク日本人人質事件

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041029-00000010-kyodo-int

以前の人質事件では人質側のあまりに異質さに自己責任が連呼され、そのどさくさに紛れる形で政府側の対応がどうだったのか結局のところはうやむやにされてしまったけど、これが日本政府の本当の姿だと思う。「ボク分かんないもん」となんにもできず、おしまい(終わってないけど)。そして恒例行事のように、小泉は都合の悪いことはおダンマリ&おはぐらかし。


「今度の相手はイラク人ではないザルカウィ派だから宗教指導者は利用できない」ということはちょっとネットを探った私ですら知ってるのに、その宗教指導者にまたすがりに行って「そんなんできねーよ」と断られる有様。つまり無策ですと。全く同じケースで死人が出た前例がないとマニュアル作れないしマニュアルないと動けないよと。そういうわけですわな。こんな奴らを食わせるために税金を払ってると思うとはらわたが煮え繰り返ってモツ煮込みになりそうだ。


さらに自分たちの自己責任(というか国家が国民を守るのは責任ではなくて当然の義務なんだが)をうっちゃるために「危ないとこ行く奴なんか知らないもん法」を作ろうとしてるとか。あーあるんかないんか分からないけど私的革命権でも発動していいっすか。


しかしまぁ、便利だよな。生きてるうちにとっ捕まった奴は知らねーで通しても全然OKで、動機立場はどうあれ殺されたら英雄扱い。政治屋側にはとても便利なシステムだし、日常生活を生き抜くので精一杯の一般市民にはすっきりと消費できるニュースとしての着地点を見出せる。まぁそれって白痴の世界なんだけど。つまりなるべく当事者にならんように立ち回らないと二重三重の酷い目に遭うってことですわな、君子危うき何とやらくわばらくわばら。人質の彼はもう殺されちゃったのかな…。