ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

こんなジェニーはティーン☆ロボットは嫌だ

第4649話 悪いおたくをやっつけろ!の巻(ATTACK OF THE AKIBA'S NERD

あらすじ(これはパロディです):
このところクラスターの襲撃が相次ぎ、度重なる戦闘でジェニーのパーツ消費は早まっている。今日もレーザー砲の発振装置が壊れてしまった。そしてウェイクマン博士がジェニーを修理しようとするとパーツのストックはもう底をついていた。ウェイクマン博士によると発振装置は日本の”秋葉原”という街からの輸入品で、すぐには届かないという。ジェニーは秋葉原に詳しいシェルドンを連れて発振装置を直接買いに行くことを思いつく。


シェルドンは二つ返事でOKしすぐ出発することになる。ジェニーにつかまってでれでれするシェルドン。ジェニーは「デートじゃないのよ」とたしなめると飛び上がり、ジェットで最大加速。太平洋を5分で横断する超強行軍にシェルドンは死にかけるがカートゥーンなので平気だった。


秋葉原に着くとシェルドンはさっそく”千石電商”と”ラジオデパート”に発振装置を探しに行く。ここにない電子部品はないとシェルドンは言うが、身長180cmのジェニーには狭い店内はとても窮屈で、あちこちぶつけては物を壊してしまう。仕方ないのでジェニーは店の外で待つことに。


店の軒先に並ぶ、何に使うのかまるで分からない部品を珍しそうに眺めるジェニー。だがふと気づくとおかしな気配が。ジェニーは本場の”おたく”たちにいつの間にか囲まれていたのた。おたくたちは口々に「ロボッ娘萌え〜」「ツインテール萌え〜」などと言いつつ包囲の輪を狭めてくる。気持ち悪くなったジェニーは思わず逃げ出すが、おたくたちはどこまでも追ってくる。おたくたちの数はやがてどんどん増え、しばらくするとジェニーは秋葉原中のおたくに追いまわされていた。


これはどうも変だと思ったジェニーは物陰に隠れ探知モードに変形。ステルスモードで秋葉原上空に浮かぶクラスター船を発見する。クラスターが毒電波を発し、おたくを操っていたのだ。ジェニーはレーザーで撃墜しようとするが発振装置がないので撃てない。そのとき一人のおたくがジェニーを発見する。人間に手を上げたくはないがこうなっては仕方なく、ジェニーは襲い来るおたくたちを次々となぎ倒していく。


だが途方も無い数のおたくに、ジェニーは次第に動きを封じられていく。「ロボッ娘萌え〜」ついにジェニーは身動きができなくなってしまった。このままではいろんな意味でジェニーの体が危ない。そこにシェルドンが登場、遠くを指差しながら「向こうに新装開店のメイドカフェがあるぞ!」と叫ぶ。おたくたちはジェニーから離れると「メイド萌え〜」と言いながら走って行く。おたくに詳しいシェルドンの機転だった。「人間にジェニーを襲わせる」計画は失敗しクラスターは逃げようとするが、シェルドンから発振装置をパスされたジェニーにレーザーで撃墜される。秋葉原はまた平和な街に戻った。


買い物も終わったので帰ろうとする二人。ジェニーがふとシェルドンを見ると背中のリュックが妙にふくらんでいる。「何かおみやげ買ったの?」と中をのぞくと、中身は大量の『ジェニーはティーン☆ロボット』同人誌(18禁)だった。「これには深〜いわけが」と釈明するシェルドン。ジェニーは顔を真っ赤にして「このHENTAI OTAKU!」と叫ぶと渾身の右ストレートをシェルドンの顔面にぶちかまし、シェルドンをトレモートンの街まで吹っ飛ばすのだった(カートゥーンだから死にません)。

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解説:

いつか本編で描かれるかもしれない「ジェニーが日本に来る話」を想像で書いてみた。で、ただ来たんじゃつまらないから、せっかくシェルドンという明らかなオタクがいるのでそっちと絡ませたらよかろうと。タイトルの”悪いおたく”は結局シェルドンじゃねぇかというオチがなかなかうまいと思う。ああ自画自賛さ、悪いか!モンゴイカ!誰かこれマンガにしてくんない?(笑)ちなみに千石電商とラジオデパートは本当に狭いです。