ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ジェニーはティーンロボット 第5話B

第5話B あれ?通じな〜いの巻(SPEAK NO EVIL)

あらすじ(ネタバレ有):
※話のつじつまを合わせるため原語バージョンでお送りします


ジェニーはキョンシーをやっつけるため日本に来ていた。キョンシーを見て怖がる人々を落ち着かせるため、ジェニーは内部言語を日本語に切り替えて「隠れろー!」などの指示を出し、キョンシーを退治する。だが子供からのプレゼントを受け取ろうとしたとき、自分でさっき投げた置物の球が戻ってきて頭に当たってしまい、その拍子にジェニーの口からは英語の言語ディスクが飛び出してしまった。


英語のディスクは日本人の子供が拾ったがジェニーはそれに気付かずトレモートンに帰ってしまう。ジェニーは出迎えのブラッドとタックにおみやげを渡すが、言葉が全く通じず異変に気づく。ウェイクマン博士とも会話ができずジェニーはやむなくジェスチャーで英語が話せないことを伝えようとするがどうにもうまくいかない。結局”何を言ってるのか分からない”のでウェイクマン博士はジェニーを診断装置にかけ、英語ディスクがないことがやっと判明する。


そのときタイミング悪く街で大火災が発生。ジェニーは出動するが日本語しか話せないので人々はジェニーが何のために来たのかすら分からない。そのころタックはジェニーの日本みやげで遊んでいたがこちらも説明書の日本語が理解できず緑色の物体に水をかけてしまう。それは説明書によると”やってはいけない”ことで、緑の物体はどんどんふくらみ巨大怪獣になって家を壊しタックを追い回す。


一方ジェニーは火災を食い止めようとしていたが言葉が通じないため消火栓にホースをつないでもらうこともできず大いに困っていた。手で支えていたビルも燃え尽きてしまい屋上にあった置物の球は道の向こうに転がっていく。そして球は街の給水塔に衝突し、怪獣に大量の水をかけてしまう。ジェニーはやっと消火栓にホースを繋ぐが、給水塔が倒れてしまったので今度は水が出ない。


そこへ水を吸ってさらに巨大化した怪獣が現れる。怪獣の体はぶよぶよしていてジェニーのパンチは全然効かない。怪獣はバスを持って振り回すが、ジェニーが「それを下に降ろしなさい!」と命令するとなんと日本語が通じる。ジェニーは怪獣の体に刺さっているタックを見つけると怪獣にタックを出して下さいと頼む。怪獣は気さくに応じ、二人は話し合う。怪獣の正体はスポンジで、タックに無理に水をかけられて怒って暴れていたのだった。


ジェニーはその話を聞くと巨大スポンジを持ち上げ、上空でしぼり火災現場に水を降り注ぐ。火災は収まり、スポンジは手のひらサイズに縮小され、ちょうど来ていた日本人観光ツアーの男に引き取られることになった。そしてそのツアーにはジェニーの英語ディスクを拾った女の子も参加しており、ジェニーは再び英語能力を取り戻す。


これで一件落着、と思われたがタックの家ではブラッドがジェニーのおみやげを開けていた。説明書には”日光に当てるな”という意味のことが書いてあったがブラッドは理解できず、赤い物体を直射日光にさらしてしまう。そして物体は叫び声をあげるとどんどん大きくなるのだった…。

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第5話B スタッフ
STORYBOARD:CHRIS MITCHELL, ROB RENZETTI

第5話 脚本
WRITTEN:ZEKE K, CARLOS RAMOS, CHRIS MITCHELL, ROB RENZETTI

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感想:

普通の物語は「翻訳こんにゃく」のように他の言語を自分の言語に翻訳することでストーリーを進めようとするので”それぞれの言語用ディスクを搭載している”という設定は面白い。しかしこれを翻訳した人は相当苦労したと思う。ジェニーたちは明らかにアメリカ人、なのに日本語をベースにしないといけなくて、そうすると”日本語の説明書を読めない”という場面に矛盾が発生してどうすりゃいいのよとなる。それでも映像ならまだごまかしが効くけど文章だけであらすじを書こうとするともう無理。だから今回は原語版準拠のあらすじなのです。


キョンシーの出た場所は日本、なのかなぁ。となるとあの女の子はわざわざツアー旅行に混ざってトレモートンに来たのか。すごい律儀。キョンシーをぽかぽか殴って退治するジェニーさんがかわいいです。でも何で今時キョンシーなんだか…。



キョンシーの頭をポカリ。いいなあ私も殴られたいぞ。ハァハァ。



今週のビックリどっきりメカ発進!よく見るとお腹の中は歯車しかありません。あいかわらず謎の構造だなぁ。やっぱりあれかな、ゲッター線でうまいこと動いてるのかな。



意地悪歯医者の拷問シーン、ではありません。口の中にディスク入れるってのもすごい発想だなぁ。