ジェニーはティーン☆ロボット　第8話A

第8話A 大変！妹たちが押し寄せてくる〜！の巻（SIBLING TSUNAMi）

あらすじ（ネタバレ有）：
ジェニーが蜘蛛ロボットを退治してブラッドの家にやって来ると、ブラッドとタックは毎年恒例の兄弟姉妹ピクニックの準備をしていた。毎年タックが世話を焼かすのでピクニックには行きたくないとこぼすブラッドに、ジェニーは「兄弟がいることを感謝しなきゃ。一人っ子の寂しさなんか分からないでしょ」と忠告する。しかしブラッドは寂しい方がいいとうんざり気味。

ジェニーは家に帰ってくるが、ウェイクマン博士は出かけていて家の中には誰もいない。一人寂しくオイルを飲むジェニー。しかし地下室に見慣れないドアを見つけたジェニーは、その中にすてきなものを発見する。それはXJ1からXJ8までの、八人の妹たち。ジェニーは彼女たちを起動させると満面の笑みを浮かべる。

ピクニック会場の公園。ブラッドとタックはバドミントンをしていたがタックが思い切り打ったシャトルが猛烈な勢いで幼いきょうだいの方に飛んで行ってしまう。だが危ないところでロボットのごつい手がシャトルをキャッチする。それはジェニーの妹・XJ8だった。きょうだいはXJ8の恐ろしい姿に逃げてしまうがブラッドはそれがジェニーではないかと思う。「ばれた？」とジェニーはXJ8の後ろから現れ、妹たちを紹介する。

そしてジェニーは妹たちとピクニックのイベントに参加する。ジェニーは最初は姉妹で遊べることを喜んでいたが、個性の強い妹たちは何かにつけてジェニーに世話をかけまくる。だんだんジェニーは妹たちを疎ましく思い始め、ついに「あたしは一人っ子で十分！」と怒り出してしまう。落ち込む妹たち。ブラッドはそんなジェニーを「妹や弟は面倒ばかり起こすものなんだ」と諭す。

そんなとき事件が起こる。ダムに悪人のハンマーブラザーズが現れたのだ。ハンマーブラザーズはダムを破壊するつもりらしい。ジェニーは一人で立ち向かうが防ぎきれず、ハンマーブラザーズにダムの壁を切り取られてしまう。水圧で押される壁はジェニー一人では支えきれない。そこに妹たちが登場、XJ5の指示で壁は手際よく修復される。ジェニーはさっき怒ったことを妹たちに謝り、九人姉妹は仲直りする。

しかしハンマーブラザーズはダムの破壊を諦めていなかった。今度は爆薬でダムの壁を吹き飛ばしてしまう。だが九人姉妹はXJ5の指示で変形合体し、ダムの壁になって災害を防ぐのだった。

その夜、ジェニーはウェイクマン博士に”失敗作”の妹たちを起動させたことを叱られていた。だがジェニーは「妹たちはヒーローよ」と彼女たちをかばう。そんなジェニーにかまわずウェイクマン博士は妹たちを”休ませよう”とするが、ジェニーに熱烈にねだられて今夜だけみんなで部屋で寝ることを許可するのだった。

ジェニーの部屋の一つのベッドにみんなで寝ころび、幸せな九人姉妹。しかしその重量に部屋の床が耐えられず、ベッドは一階へ落下する。そこを通りかかったウェイクマン博士は「おやすみXJ1からXJ9、それからXJ10も、おやすみ」とさりげなく言いジェニーをびっくりさせる。でもそれはウェイクマン博士の冗談。みんなはお腹を抱えて笑うのだった。

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第8話A　スタッフ
STORYBOARD:MARY HANLEY
DIRECTED:TIM WALKER, ROB RENZETTI

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感想：
「たーつーまーきフォーメーショーン！」
ロボットで兄弟というと、私はこの台詞のゴールド三兄弟（「疾風！アイアンリーガー」）を思い出すわけですが、ロボットできょうだいというのはそのバックボーンを考えちゃったりしていろいろと燃えるものがあります。なので今回の話は大変楽しゅうございました。何よりみんな個性豊かで良い。

一番好きなのはXJ5だなぁ。いよっ姉御肌！精神的なタフさはジェニーより上っぽい気がする。もしXJ9のボディにXJ5のプログラムを入れたら、学校なんか行ってもおしゃれグループなんぞ見向きもしないで、登校初日で不良どもをぶっ倒し裏番長として君臨するでしょう。そしてあの麻宮サキみたいな正義のヒーローになるのです！…となるとシェルドン＝神恭一郎か。これは嫌だなぁ（妄想しすぎ）。

あと気になるのがXJ7。私と似てるんでねぇ、ああいうキャラはつい心配になっちゃいます。きっと彼女はお笑いが好きでしょう。ああいう爆笑問題の太田みたいな子はクラスに一人はいるもんです。

最後はみんなで一緒に寝られて良かった良かった。でも明日から彼女たちはどこで寝るんで…？

虫ロボットの頭で腹話術。「ようジェニー、学校は楽しいかい？」「休みだからね〜」かわええ。