ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

旧日本兵について思う

「旧日本兵2人 比で生存」ミンダナオ島 引き揚げできず山岳に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000000-san-soci


マスコミは「旧」と勝手にいってるけど彼らにとってはまだ自分たちはリアルタイムに日本兵であり、その落差に悲しくなる。戦争から帰ってきてから活躍し時代を彩った人、例えば水木しげるのような人もいるわけで、彼らが奪われた人生の可能性について思いを馳せるとこれほどの悲劇はないと思う。戦後は終わっていない。


しかし、彼らのような人がいるということは、敗戦後も生き残りながら誰にも認知されることもなく、人知れず死んでいった人たちがいた、ということは想像に難くない。不条理への憤りがふつふつと沸き起こってくる。