ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

サッカー:SPL第34節 キルマーノック1-2セルティック

セルティックはアウェーのゲーム。「俺んとこでもし優勝してもセルティックサポーターに喜ばせてはやらんぞ」とおかしな意地を発動したキルマーノックのオーナーによる前代未聞の”当日券を売らない”という大変せこい作戦で4000人分の空席ができる変な試合(笑)。中村俊輔がゴールを決めたニュース映像だとサポーターが大入満員でいそうだけどあれはたまたまサポーターがいただけだったんだなぁ。


久しぶりのグラベセン先発で前半はまぁまぁ良い展開。ただ出場できるサイドバックの選手が一人もいなくて「四人ともセンターバック」という珍采配が響き左右のオデイとコールドウェルが何かと足を引っ張る。先制点は中村のコーナーキックからヘネホールオフヘッセリンクのヘッド。あれはいい形だった。しかし全体の調子そのものは悪くなかったのに後半に入るとなぜか”ダメなセルティック”が顔を出しいつものグダグダディフェンスから失点、さらに皆の足が止まってパスの出し所がなくレノンが「どうすりゃいいんだ」と肩をすぼめる場面も。そしてスタジアム全体がこのまま引き分けか…と思った91分に中村が倒され…もうご存じのドラマスタート。うーんやっぱり通して見ると感動的だなぁ。あと持ってたドリンクを吹っ飛ばして大喜びするストラカン監督がかわええ(笑)。


この試合でもそうだったけど中村は本当の超一流選手になったと思う。とにかく倒れない。そしてボールを落ち着かせることができ、チャンスを生み出すこともできる。若い選手が多く拙攻に走りがちなセルティックにとって中村は絶対に欠かすことのできないキーマンになった。今の中村ならスペインに行っても通用しそうだけど、セルティックに残ったのは大変良いことだと思う。若手の手本となり、今度こそチャンピオンズリーグで決勝に進んで欲しい。とりあえずリーグ優勝は成し遂げたから次はスコティッシュカップかな。もちろん優勝でひとつ。