ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

リボルテックWALL-E大修復

ジョイントが固くてアクションフィギュアとして扱いにくかったリボルテックWALL-Eのジョイント穴を調整してまともに可動できるようにしました。記念の図。

以前はこんな自由なポージングはとてもできませんでした。リボルテックWALL-Eは肩のジョイントが壊れるのが有名ですが、これはジョイントに不具合があるからではありません。実はジョイントの受け口(穴)の摩擦力が強すぎて肩ジョイントがほとんど動かないことが破損の原因なのです。つまり摩擦力が強すぎるために、腕を少しでも動かそうとすると肩ジョイントに過剰な負荷がかかり、結果的にねじ切れてしまうのです。そしてこの状態は全身のジョイント穴に及んでいるので、買ってきたままの状態では首や足はまともに動かせません。特に首回りがギチギチで酷いです。また、こういう原因なのでもし別の肩ジョイントをサポートに送ってもらっても、ジョイント穴を調整しない限りまた壊れます。


というわけで以下調整レシピ。まぁヤスリで穴を広げて、その穴を、フィギュア好きの方なら経験のあるであろう「瞬間接着剤補修」で調整するだけなのでそんなに大したことはしてないんですが。


必要なもの:
・細い棒ヤスリ(100円ショップにあります)
・瞬間接着剤
・つまようじ数本
・黒の極細油性ペン
・ジョイントを外す道具
 リボプライヤーの挟む部分に両面テープを貼りつけるとメチャクチャ固いジョイントを抜く時に便利です。普通のプライヤーやラジオペンチを使う場合はジョイントを壊さないように布などを噛ませるといいでしょう。


あるとよいもの:
リボルテック用4mmジョイント・ライトフレッシュ
リボルテック用6mmダブルジョイント・ダークグレー
 元々ついているジョイントはWALL-Eカラーの特別製で、この色は市販されていません。つまり、あんまり丈夫なパーツじゃないのに、壊したら替えのない貴重品なのです。幸いにもWALL-Eの場合はジョイントが影になる位置にあるので、市販品に替えてもあまり違和感はありません。というわけでジョイントを総取っ替えしてしまいます。


ジョイント穴調整のやり方:
まずWALL-Eについているジョイントを全て抜きます。メチャクチャに固いジョイントがいくつもあるので壊さないように根気よく抜きましょう。ジョイントをドライヤーで温めながら抜くといいかもしれません。抜き終わったらあとはこういう流れになります。


【穴にジョイントを入れてみる→固かったら穴を棒ヤスリで削り、ゆるかったら穴に瞬間接着剤を塗る→穴にジョイントを入れてみる→以下ちょうどよくなるまで修正を繰り返す】


ボディの首の根っこの穴や、頭部の下側の穴が特に固いようなのでぜひ削りましょう。WALL-Eは首が自由に動くようになると楽しいです。なお、頭部の下側の穴を削ると、どんなに気をつけていても後頭部から伸びている黒いケーブルまで少し削れて塗装が剥げます。が、目立たない部分なので削れたところを黒の油性ペンで塗ってしまえば分かりません(というわけなので気になる方は頭部はノータッチで)。


瞬間接着剤補修のやり方。基本的には穴に瞬間接着剤を塗って乾かすだけです。瞬間接着剤を塗った部分に厚さ0.00何mmかの被膜ができることで、ジョイントの保持力が高まります。つまようじに瞬間接着剤をごく少量つけて穴に塗るのがコツです。つまようじの上で接着剤の水滴が分かるくらいの量だとかなりのつけすぎで、あとで削って修正するのが大変になります。当たり前の話ですが、くれぐれも瞬間接着剤が乾いたのを確認してからジョイントを入れてください。この確認のためにつまようじがもう一本あると便利です。おすすめ補修ポイントはキャタピラから出ているガード部分。ここを補修するとガード部分のぐらつきがなくなりいい感じになります。この場合はキャタピラ側の穴ではなく、ガード側の出っぱっているジョイントに瞬間接着剤をごく少量塗ってください。


というわけで手間はかかりますが、動かすのがおっくうなフィギュアだったWALL-Eが完全に蘇ります。ぜひ皆さんもジョイント穴調整をやってみてください。