ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

モンスター・ホテル観てきた

あんまり期待してなかったけど結構面白かった。ストーリーは確かに同人誌レベルでもう少し説明が欲しい気もするけど「いいんだよ細けぇことは」もカートゥーンの醍醐味だからまぁよし。動きのカートゥーンぽさは自然すぎて逆に取り立ててこれは、という感じはなかったかもしれない。もっとルーニー・テューンズ並に誇張されててもよかった。それより、エンディングクレジット2Dアニメの最後の婆さんの”老人の動作音”でやっと気づいたけど、どうせやるならTVカートゥーンの効果音も使って欲しかった(あの『ビヨビヨビヨ』は鼻吹いた)。ゲンディは特徴的な効果音を繰り返しTVカートゥーンで使ってたんだし、そこまでやってくれれば私も「これは!」となったと思う。


メイヴィスたんは最初は「ふーん」程度の魅力しか感じなかったけど両肩出しルックで一気にエロスが。というか騎馬戦のジョニーの位置はまずいだろパパさん。至近距離でおっぴろげ股間見放題…。メイヴィスたんフィギュア欲しいなぁ。そういえば”もう少しヴァンパイアの娘さんの活躍が見たいなぁと思いつつも画面ではパパさんがワーワーバタバタしている”というのはよく考えるとあの迷作「バンパイヤン・キッズ」と同じ構造ですね(笑)。なんか既視感があるなと思ったら…。色こそ対称的だけどメイヴィスたんとスゥちゃんのキャラクターデザインも方向性が似てるような気もする。


吹き替えはみんな上手かった。特にオリエンタルラジオの藤森が抜群に上手い(音響の人の手腕かもしれないけど)。上手すぎてちょっと声優観をくつがえされた。今まで「声優は専門職」と思ってたけど、最近の若手声優の芝居は総じて酷いし(べつに萌えアニメでなく海外ドラマの吹き替えでもいまいち感はぬぐえない)、もう声優というこだわりが生きる時代は過去のものなのかもしれない。声の演技は上手ければ、どんなジャンルの誰がやってもいいんじゃないだろうか。そんなことを考えさせられた。