ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

「震災報道」についての意見

いわゆるひとつの「震災報道」は、マクロ的あるいは大上段的視点の「過酷な現実を伝える」タイプか、ミクロ的あるいはイイ話的視点の「情緒に落としこむ」タイプの両極端になってしまった。問題はこのどちらもが報道としてはただのコンテンツであり、消費物に過ぎないということである。つまり他人事であり、一晩寝て3月12日になったらみんな忘れてしまう部類のものということ。本来は「こういう現実があるが、では同胞として我々ができることは何か」を伝えるべきであり、震災を正しく共有する方法はそれしかないと思う。