ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

3月28日

精神的に少し落ち着いてきましたが、まだ時折泣くことがあります。癌と診断された人が精神的に回復するまでには二週間くらいかかるそうです。今後も診断の結果次第でどうなっていくのか…。少し落ち着くと「喉元過ぎれば熱さを忘れる」でなんか病気であることも忘れてしまいそうになるのが逆に怖いです。動けるうちに物を減らさないととは思っているんですが、なかなか行動できません。実は潔癖症なので掃除機自体なんかばっちくてさわるの嫌なんですよね…。そうも言ってられなくなるのかもしれませんが…。


癌について勉強しなければならないため、癌患者は忙しいです。なぜ勉強が必要かというと、人類はまだ癌を100%治せないからです。医師任せで、こちらが無知蒙昧でも治るものじゃないんですね。そもそも医師の選択した治療法も数ある”まぁこうすれば良くなるかもしれないよ”という治療法の中の一つでしかないので、その選択を納得して受け入れ命を預けるか否かは患者が決めなければいけないのです(納得できなければセカンドオピニオンに相談します)。どこかの闘病ブログに「癌治療は情報戦である」と書いてあって、まさにその通りだなと目から鱗が落ちました。だから本当は両親にも情報収集をして欲しかったんですけどね…そういう境地は理解できないようです。


28日は母と会話して入院中のパジャマをどうするか相談したり、カステラを買ってきてもらったりしました。こういう優しさに触れるのもいつ以来なのか分からないほどです。備蓄していたせんべいと甘納豆はもう食べられないので全部渡すと「こんなの食べてたの」と笑っていました。30日の診察には家族で行くことになりました。血便はおさまらず、貧血気味で頭が少しふらふらしています。あまり下血が多いのも危険ですので気をつけないといけません。