ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ジェニーはティーン☆ロボット 第10話A

第10話A 殺しのドレスの巻(DRESSED TO KILL)

あらすじ(ネタバレ有):
クラスター星人スマイタスが、地球を一瞬のうちに破壊できるほど強大な力を秘めた石・ピップクリスタルを手に入れる。ところがまぬけな部下のせいでクリスタルは地球に飛んでいってしまった。クリスタルを追いかけるスマイタス。ジェニーは地球にやってきたスマイタスを迎撃に出て、クリスタルの存在を知る。だがジェニーは撃墜され、クリスタルはファッションデザイナーのジャン・フィリップのオフィスに落ちていく。


その頃ジャン・フィリップのオフィスではブリットとティフがプロムに着ていく服を選んでいた。しかし気に入る服は一着もなく、二人はジャン・フィリップを困らせる。そこへクリスタルが飛び込んでくる。クリスタルは床に激突してバラバラになり、布に融合してしまう。クリスタル・ファッションこそ今のトレンド、ブリットとティフはその布でできた服を着ることにする。


ちょうどそのときジャン・フィリップのオフィスにスマイタスがやってくる。しかしスーパーモデルではないスマイタスは受付で追い返され、仕方なくスマイタスは”ウクライナ出身のスーパーモデル”に化け、やっとオフィスに通される。だがクリスタルはもうブリットとティフが身につけていた。スマイタスはジャン・フィリップを怒鳴りつけようとするが、スマイタスを本物のスーパーモデルと思いこんでいるジャン・フィリップに一喝されると、スマイタスはクリスタルのことを忘れてモデル歩きをし悦に入ってしまう。


一方ジェニーは農場に墜落して気絶していたが、正気に戻るとクリスタルのところにジェットで飛び、ジャン・フィリップのオフィスに乱入しスマイタスの正体を暴く。一戦交えようとする二人。そこに「お黙り!」とブリットが割って入り、クリスタルは私たちの物と主張する。そして「危ないから脱いで」と言うジェニーにティフが「騙されるもんですか、べー!」と言うと、その声は波動になってジェニーを壁に叩きつける。クリスタルのパワーが発揮されたのだ。


クリスタルに本当にパワーがあることが分かると、ブリットはスマイタスを昆虫サイズに小さくしてしまい、スマイタスは逃げていく。ジャン・フィリップも部屋から追い出し、ブリットとティフはクリスタルパワーで街と人々を思い通りに操ることを想像する。ジェニーはブリットを平手打ちして正気に戻そうとするが、二人はジェニーの説得を聞くことなく、クリスタルパワーでジェニーをミシンロボットに変えようとする。


そして戦闘が始まる。ジェニーは二人に本気で立ち向かうが、クリスタルパワーは絶大でどんな攻撃も全く歯が立たない。ついにジェニーはティフが出現させた巨大ハンドで建物に叩きつけられてしまう。だがそこは本屋だった。「降参する気になった?」と言うティフにジェニーは一冊の本を二人に見せこう言う「ええ、クリスタルのパワーにはもうお手上げ。でもクリスタルってもう流行りじゃないみたいよ!」。ジェニーが持っていたのは最新号のファッション誌だった。それを見た途端、二人はクリスタルドレスを脱ぎに家に飛び帰る。ファッション誌には”クリスタルは流行遅れ”と書いてあったのだ。


二人が去っていくのと入れ違いにウェイクマン博士がやって来る。そしてジェニーに「なぜクリスタルを追わないの?」と尋ねるが、ジェニーは「心配ない。もうあれが人の目にふれることは、もう二度とないわ」と安全を約束する。


その頃家に帰ったブリットとティフはクリスタルドレスを”流行遅れ”の木箱にしまい込んでいた。木箱は男の作業員の手によって倉庫へ運び込まれていく。それは途方もなく巨大な、衣装倉庫だった…。

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第9話B スタッフ
STORYBOARD:BRANDON KRUSE
DIRECTED:CHRIS SAUVE, ROB RENZETTI

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感想:

シーズン1というものは試行錯誤の段階でエピソードによって玉石混合あるわけですが、このお話はかなり面白い部類に入ると思います。キリのいい場面転換、まぬけなスマイタスと映画パロディによる笑い、そしてパワーで勝てない相手に頭脳で勝つという展開、まさに王道です。あとカラーバランスもさすがの出来映えで凄い。こういうのばかりだといいんですけどね。


今回のポイントはいくつもありますが、まずまぬけなスマイタス。彼はいいですねまぬけで。なんだよウクライナ出身のモデルで世界の破壊者て(笑)。スマイタスはあからさまなボケキャラではなく”まじめにやってるんだけど結果としてボケている”のが成功ポイントだと思います。ただ笑い好きからいわせてもらうとカートゥーン・ギャグてみんなボケっ放しなんでそこがもったいないですね。ツッコミがいた方がネタの幅が広がりますので。だからアメリカのアニメーターの皆さんはジャパニメーション技法の次はぜひ漫才の技法を学んでいただきたいとちょっと本気で思っております(笑)。


次にブリット&ティフ。金持ってんどー!ブルジョアパワー大全開。でも何でそんなセレブな人があんな高校に通ってるんだろうな。不思議だ…。ちなみにティフがよくかぶってる猫耳っぽい帽子、あれ本当に渋谷でたまに見かけます。あれかぶると誰でもキュート度が30%ほどアップするようです。


あと映画パロディに関してですが、ジェニーさんが農場に落っこちるのは「スーパーマン」でいいとして、ラストの巨大倉庫は「レイダース・失われたアーク」が元ネタのようですね。TV TOMEをチェックしたら”インディアナジョーンズのアレ”と書いてありました。私はてっきり「X-FILES」の方かと思ってたんですが…。クリス・カーターがインディーからパクッたのかなぁ。奴ならやりそうだ…。



ノーマル服のブリット&ティフ。前に着てたのはピンクを基調にしたものだったのでこれの色違いをたくさん持ってるんでしょう。ティフの服は相変わらずかわいいな。



自称・ウクライナ出身でスタイル抜群で水着姿に自信があって世界の破壊者なスマイラーナさん。お前ホンマにアホやろ。



墜落ジェニーさん。このまま家にお持ち帰りしていいですか?



おお!これは第2話Aで出てきた”防御シールド”のたぶん改良版ではないですか!役に立つものだったのか…。



「マグネットパワープラス!」「マグネットパワーマイナス!」金銭的完璧超人のお二人さん。やっぱりブリットがビッグ・ザ・武道だろうな。



クラスト家の超巨大衣装倉庫。”WORN ONCE”は使い古し、”CLICHE”は陳腐、”OUT OF STYLE”は流行遅れ、”PLAID”は格子縞(じま)の布地の意味。

ジェニーはティーン☆ロボット 第11話 一人実況

私のジェニーがヤク中に!19:07
誰か聖者の涙もってこい。19:08
ディディみたいなジェニーだな。19:10
美術センスがすげかった。Aパートおわり。19:11
くすぐりてえEEE!19:13
くすぐりてえええええ19:15
ジョニーブラボーだ。19:18
いいシャウトだあ。19:20
くすぐりてええええええええええええ。19:21
おしまい。19:23
悪い奴覚悟しろおおお。(CM)19:24

ジェニーはティーン☆ロボット 第9話B

第9話B 勝利をつかめ!の巻(GRID IRON GRORY)

あらすじ(ネタバレ有):
高校生活での人気者の定番といえばアメフト選手とチアガール。ジェニーはブラッドをアメフト部に入部させて自分はチアガール部に入部し二人で人気者になろうとする。しかしジェニーは入部テストで女の子を放り投げてどこかへやってしまい、入部を諦める。


ところがジェニーが偶然ラグビーボールをとてつもない勢いで投げたところ、これがアメフト部の監督の目にとまり、ジェニーはクォーターバックとしてスカウトされアメフト部に入ることに。でもこれで今までクォーターバックだったジャックはクビになり、工業専門学校のポリテックに転校してしまう。


ジェニーの活躍でそれまで弱小チームだったトレモートン高校ラグビー部・トレモートンクウェイカーズは連戦連勝。ジェニーは一躍校内の人気者になり鼻高々。そんなジェニーをブラッドは「みんながちやほやするのは試合に勝っているから。人気者と友達は違うんだよ」と諭すのだった。


そしていよいよ決勝戦。相手は初出場で決勝戦まで上り詰めてきた、ジャックがクォーターバックを務めるポリテック校だった。ジェニーはいつものようにプレーしようとするがポリテックの選手は全員パワードスーツに乗っていて、味方の選手は次々と負傷させられてしまう。ついにブラッドまでベンチ送りになってしまい、ジェニーはフィールドで一人きりに。


だがベンチのブラッドは、ジャックが無線でポリテックの選手に指示を出していることに気づく。それを教えられたジェニーはボールをぶつけてジャックの無線機を破壊し、ポリテックの選手たちを混乱させる。ゴールに迫るジェニー。そこへ味方選手のパワードスーツを奪ったジャックが立ちはだかるが、ジェニーはこれを撃破しタッチダウン、見事トレモートンクウェイカーズを優勝させるのだった。


試合が終わってすぐ帰ろうとするジェニー。ブラッドは不思議がるがジェニーはちやほやするファンより大切なのは友達だからと言う。だがまだジャックはジェニーとの勝負を諦めておらず、ブルドッグ型ロボットに乗り込むとジェニーに戦いを挑もうとする。しかしそこに猫が通りかかり、ジャックはそれを追いかけてしまう。さらにそのジャックを野犬捕獲人が追いかけ、二人と一匹は街の向こうへ去っていく。そして画面が暗転すると、ジェニーが投げた女の子がそこに落ちてきて尋ねるのだった「ここどこ?」。

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第9話B スタッフ
STORYBOARD:TREVOR WALL
DIRECTED:TIM WALKER, ROB RENZETTI

第9話 脚本
WRITEN:MIKE BELL, ZEKE K, ALEX KIRWAN, MARY HANREY, TREVOR WALL, ROB RENZETTI

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感想:

『熱い風〜受け止めろ〜アイア〜ンジェニー♪』(疾風!アイアンリーガーOPより)
チアリーダーになりたかったジェニーがなぜかアメフト選手になってしまうお話。なんですが、かなりメチャクチャというかぐだぐだなストーリーで感想に困っちゃうお話でもあります。脚本がなぁ…。ジャックが猫を追いかける一段目のオチは意味不明だし、女の子が落ちてくる二段目のオチは面白いけど反則。ああいう楽屋オチ的な演出は「おそ松くん」みたいなギャグ濃度の濃いアニメでならいいけどティーン☆ロボットみたいな”基本的に作品世界がこっち側にはみ出してこない”アニメでやっちゃだめです。責任者出てこい。悪いのはTREVOR WALLか?TIM WALKERじゃないとは思うけど…。


どうせならチアガールのジェニーを見たかったなぁ。スカートはいてポンポン持ってさ。嗚呼かわええ…(妄想中)。何?スカートならもうはいてるって?ひらひらしたのがいいの!『ジェニー+ひらひらスカート=通常の三倍かわいい』これテストに出ますよ!


あとは、他のところでも言及されてるけど名もなき群衆の人々まで一人一人きっちりキャラデザインされてるのが凄い。その中でも一人かわいい子がいますね、猫目の女の子。スタッフがお気に入りだったのか何度も出てくるのがおかしいです。



チアガールのアクロバットアクションをやろうとしたジェニーに空の彼方へ飛ばされちゃう女の子。かわいい。鬼太郎ではありません(超人ロックでもありません)。でもあそこって次元の狭間かなんかだよなぁ。怖ぇ…。



MLaaTRロゴ模様のかわいい花火。ちなみにこの話でジェニーは初めて「ジェニー・ウェイクマン」とフルネームで呼ばれます。



画面真ん中上の特徴的な猫目の女の子に注目。こんなにかわいいのに彼女は名前もない群衆の一人です。余力有り余っとるなアメリカアニメは…。なおこの子は別の試合も見に来てます。アメフト好きなのか?



バラバラジェニーさん。カートゥーンだから死なない〜♪試験もなんにもない♪(あるけど)。ここで毎度おなじみの台詞をひとつ。本当に意地悪だなぁレンゼッティは!