ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

IT技術者の2人に1人は“プロ未満”

IT Pro 記者の眼」 より
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20041006/150921/


まぁそうだろうねぇ。私もそうだがIT業界の実働部隊のほとんどの構成員は人買い会社からの(正社員含む)派遣だもんねぇ。人間を横流ししてナンボの連中に手間とコストのかかる「教育」なんつー概念があるわけない。決り文句は「OJTスキルアップできます」(=俺らは知らん。現場で勉強しろ)だもん。結局いつも、その現場で通用している分の知識が少し脳に収まるだけ。体系的な知識とかいつまで経ってもちっとも身につかない。この業界がアマチュアの集合体なのはある意味必然なんだよ。


そういえば私の属している会社も最近は「お客と面接して派遣先が決まったら入社」に変わったそうですよ。それが何だって?前は客先に送り込めそうな人間はとりあえず入社させて、それから客先行って面接、というパターンだったのさ。つまり無駄な待機期間を一日でも減らしてやろう・客から一円でも搾り取ってやろうってわけで、そんなに手駒に金かけたくないかねぇ、ガリガリ亡者のこすっかれえ人買いがよう!


まぁそれはさておき、この記事で全体の52%が「情報工学の教育を受けたことがない」と判明したのは大きな成果だったんじゃないかと思う。なんにも知らない人間をしょぼいOJTでぐるぐる回してるだけという、この業界の恐ろしくも悲しい構造が露見してしまったわけだから。


要は義務教育期間内か高校・大学在学中かどこかできちんとした教育期間があればいいんだよな。そうすれば人買いに頼らずとも自分から企業に売り込めるようになる。あとこの業界にはびこる経験絶対主義をいい加減にやめたらどうかと思う。未経験者への入り口をバカみたいにガッチリふさぐから、未経験者でも受け入れてくれる人買い会社が跳梁跋扈できるんだよ(人買いが跋扈すると前述したように奴らは教育をしないからアマチュアの蔓延がどんどん拡大されるわけで)。そもそも2人に1人がプロ未満な世界の経験て、そんなに重要視されるべきものか?(笑)