ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

昨日の虹裏で

「CとJavaどっちを勉強したらいいの」というスレが立ったとたんにIT業界大愚痴大会に発展。みんなこの業界特有の不満や苦痛を抱えてて私だけじゃないんだなぁとなかなか面白かった。無職がデフォルトといわれてる虹裏でもけっこう有職者はいるようだ。


まぁでも、ITはつぶしの効かない不安定な世界だからいつ無職・ニートに転落するか分からないわけで有職者という気もあんまりしないんだけどね。実際私もちょっと前までは公的には無職にカウントされる派遣社員だったし(今はただの派遣じゃなく正社員の偽装派遣だハハハ…)。


そもそも何がいけないんだろうと考えることがあるけど、つまりはハードもソフトも含めてコンピュータテクノロジーがまだまだ未熟な状態であるのが根本原因なんだろうと思う。便利といいつつ今のコンピュータを使うのには相変わらず手間が必要だけど、それは逆にいうと手間をかければ誰でも扱えるということ。そして普通に使うのに手間がかかる分そのうち覚えてしまうことが多いから、結果的に技術・技能者とそうでない人の明確な境目が生まれない。


だから今のIT業界は技術・技能ではなく手間=人手を売買する場になってる。外部からのイメージはどうあれ内情は人足寄場か黒人奴隷市、それが日本のIT業界の現状だ。アメリカさんが日本に「お前の国は人身売買しすぎ」と警告したとき、私は思わずああこれでやっとITの人買いどもに天誅が下るのかと思ったもんだよ(実際にはその人身売買ではなかったが)。


これがもっとテクノロジーが発展して、SFのような世界になれば普通の人は新聞をめくるよりも簡単にコンピュータを扱えてしまうだろうから、それ以上の領域は本物の技術・技能者のものになるはず。早くそうなって、IT業界に正しい秩序がもたらされ人買いどもに裁きが下ればいいと思う。とりあえず私はこんな酷い世界から今年中に抜けたいと思っている。IT業界、来たらあかん(by放課後電磁波倶楽部)。