ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

『夕閑コラム:幼い裸のサル=諏訪正人』より

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041209dde012070078000c.html

まぁ記事でも少し取り上げられてるけど別に”若いから”周りの乗客を無視できるわけじゃない。夕方の高崎線にはラッシュなのに立ったまま酒を飲み周囲におつまみのイカ臭を撒き散らす迷惑オヤジが必ず一人は乗ってる。彼の目にもおそらく他の乗客は見えていない。


何年か前から「ウチら」という言葉が気になっている。なぜならこの言葉を使いたがる人々は「ウチら」に非常に強い排他性を持たせているからだ。”誰も立ち入れない、周囲とは隔絶された関係性”という意味で「ウチら」が用いられている。そして電車の中で他人に有形無形の迷惑をかける”若い女性”は、たいてい自分たちのことを「ウチら」と呼んでいる。


こういう、自分たちのことを「ウチら」と呼ぶ人々とたまたま居合わせたとき、深い断絶感を感じるのは私だけだろうか。たとえ見た目は同じ空間にいても、彼らはそこにはいないのだ。不気味ですらある。