ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ジェニーはティーン☆ロボット 第9話A

第9話A ジェニー、どうしちゃったの?の巻(HOSTiLE MAKEOVER)

あらすじ(ネタバレ有):
クラスターの女王・ベクサスと戦うジェニー。ジェニーは戦いには勝利するがベクサスは去り際に煙幕を噴射し、ジェニーがむせている間にナノボットを体内に入り込ませてしまう。ナノボットがジェニーの体を噛むとジェニーは痛がるが何が起きたのかは分からずそのまま学校へ。


授業中、ブラッドは明日は写真撮影でにきびが心配だからチョコも食べられないと愚痴る。ジェニーは「その点ロボットはにきびの心配はいらないわ」と言うが、言った途端に額にニキビボルトができてしまう。ショックで絶叫し、ジェニーは家に飛び帰る。


ジェニーは部屋でニキビボルトを取ってみたが、今度はもっと大きなニキビボルトができてしまった。ジェニーは枕を抱いて泣き叫び、ニキビボルトを見たタックは驚いて絶叫、ブラッドもその大きさに驚いてしまう。そしてウェイクマン博士による体の点検も拒否するほど取り乱すジェニーに、ブラッドは思春期の成長について説明する。だがタックは「ジェニーは悪いロボットウィルスに感染して体が変化してるんだ。ウィルスがジェニーを怪物にしちゃうんだ」と妄想を展開する。でももちろんその説はブラッドに相手にされなかった。


そうこうしているうちにジェニーのニキビボルトはどんどん増え、タックはまた絶叫。そんなジェニーにブラッドはニキビ隠しの塗り薬を貸し、メズマーズに連れて行く。ブラッドは「誰も気づかない」と言うがみんなはクスクス笑い。そしてジェニーがブラッドに文句を言うと、今度は声変わりが起きて声が低くなってしまう。


メズマーズを飛び出し紙袋をかぶって落ち込むジェニー。ブラッドはジェニーをは励まそうとするがそのときジェニーの体内でナノボットが暴れ出す。ジェニーは急に情緒が不安定になり、また突然体が成長を始めてしまう。ブラッドに自分の体を見せたくないジェニーはどこかへ行ってしまった。


次の日の朝、ジェニーは自分の部屋で起きる。ただしジェニーは昨日までとは似てもにつかない巨大で恐ろしい姿のロボットになっていた。ジェニーがその姿で学校へ行くと写真撮影中のみんなは恐がり、ブラッドはやっとジェニーの異変に気づく。そして写真撮影を嫌がるジェニーにフラッシュがたかれると、ジェニーの自我は失われ怪物ロボットに変貌してしまう。カメラマンは変装したベクサスで、フラッシュがジェニーを怪物化する最後の合図だったのだ。


ベクサスの指示で体育館を破壊し始めるジェニー。ナノボットに乗っ取られたジェニーはブラッドを認識することもできず、ブラッドを追い回し殺そうとする。そこに現れるウェイクマン博士。タックから話を聞いてジェニーの変異にベクサスが絡んでいるとすぐ分かったのだ。ウェイクマン博士とタックはジェニーの回路をショートさせてナノボットを体内から追い出そうとし、電極に端子を繋ぐため二人は体育館を走り回る。


だがあと少しというところでタックがベクサスに捕まってしまった。端子をブラッドにパスし絶叫するタック。しかしその絶叫がジェニーの中の”恐がりタック”の記憶を呼び覚ます。「今よ!」ウェイクマン博士が叫ぶとブラッドは端子を電極に繋ぎ、ジェニーはショート。そしてジェニーの腹を突き破ってナノボットが飛び出した。ナノボットはウェイクマン博士に捕らえられ、ウィルスのいなくなったジェニーの体はみるみるうちに元に戻り、ジェニーは自我を取り戻す。


計画が失敗したので今度はタックを痛めつけようとするベクサス。だがかわいい自分の子供=ナノボットを見捨てられず、タックとの人質交換に応じる。ベクサスは空間の入口を開くと捨て台詞を吐いて帰っていった。元の姿に戻ったジェニーは改めて写真撮影をする。かわいい笑顔で写真に写るジェニー。でもそのお腹にはナノボットの開けた大穴が。「けっこう恥ずかしい」とジェニーは言い、みんなは大笑い。

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第9話A スタッフ
STORYBOARD:MARY HANLEY
DIRECTED:CHRIS SAUVE, ROB RENZETTI

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感想:

この回から突然流されインパクト大だった日本語OPテーマですが、もう慣れました(笑)。慣れるとむしろなんか愉快なテーマというか。語呂が凄すぎるので歌うのは難しいですが…。


さて第9話A。話が膨らみそうなポイントがいくつもあるのにそれを簡単に流しちゃってるのでもったいないですね。詰め込みすぎというか。ベクサス初登場とジェニーさん二次成長は話を分けた方が良かったと思います。特に後者はもうちょっと、ね、じっくり見たいというかね、ハハハ(何よ)。


冒頭で気になるジェニーさんの台詞がひとつ。
『人食いアンドロイドに襲われている子供たちがいたならあたしが助ける!おつりを返さない悪い自動販売機に困っている人を見つけたらすぐに飛んでいって助ける!いつか、ロボットと人間が平和に暮らす日が必ず来るはず、みんなで笑いながら』


やっぱりこの世界では機械生命体と人間は敵対関係にあるようです。”人食いアンドロイド”はちょっと程度が外れてるのでジェニーさんの妄想かなぁという気もしますが。ロボットが人間を襲い、それをロボットである自分が、人類に求められる限り助けるという矛盾。なんとなく悲しい未来を予感させます(考えすぎかも)。ちなみに中盤の台詞はロボットというより”アメリカの自販機は性能が悪い”ということを表してるんだと思います。2月4日のコメント欄参照。きっと飛んでいって自販機をつかんで振って助けるんでしょう(笑)。


クラスター星人は昆虫がモチーフのようですね。ところで「ジェニーの背中の飛行ユニットが何かに似てる」と以前書きましたが、ヤダモンなんか似てますね。DVDは出たんでしょうか(笑)。



ベクサスおばさん(おばさん言うな)のガス攻撃になぜかむせるジェニーさん。あなた呼吸してないんじゃ…。



ニキビデキター。ってロボットのニキビはボルトが生えてくるのかよ!でもかわいい。



分かりにくいんですが短針が12時を指してるような。12:15に帰れる学校?



ベッドで泣き叫ぶジェニーさん。泣きなはれー、酒飲みなはれー(未成年です)。この声かわいくて好きだ。



びっくりタック。「タックは恐がり」という設定が今回のキーポイントなのでやたらと絶叫します。世界のヘイポーかお前は。



ジェニーさん感情回路。moodは気分・機嫌という意味。かわいいマーク付きなのがイカス。



ショック!わき毛がわっさー。レンゼッティは本当に意地悪だなぁ…。



シマシマおばさんと支配されたジェニー。XJ8にそっくりなのが可笑しい。



にこやかに腹からケーブル出すロボ少女の図。まるではらわた紳士。でもかわいい(こればっか)。ところでこのアルバムの表示に「YEARBOOK」と書いてあるけどこれはどういうものなんだろう。卒業アルバムじゃないだろうし…。