ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ジェニーはティーン☆ロボット 第11話A

第11話A 夢見るロボットになりた〜いの巻(DAYDReAM Believer)

あらすじ(ネタバレ有):
今日もきっかり8時間の睡眠兼充電を終えて朝を迎えたジェニー。そこにタックの「助けてー怪獣だー!」という悲鳴が響く。ジェニーは急いでタックの家に駆けつけるが、それはタックが夢を見て寝ぼけて出した叫び声だった。ジェニーは起きてきたブラッドに夢の説明をされるが、実際に見たことがないので夢がどんなものか理解できない。


家に帰ったジェニーはウェイクマン博士に「あたしも夢が見たい!」とうったえる。するとウェイクマン博士はやることが色々ありつつも、ジェニーが夢を見るためのチップを最優先で作ってくれた。頭の中にドリームチップを入れたジェニーはさっそく眠ってみる。そしてジェニーは王子様になったドン・プリマと踊ったりジュースを飲んだりジャグジーに入ったりする夢を見るのだった。


翌日になって、ジェニーは夢の中の出来事をブラッドにしゃべりまくる。他人の夢の話を聞かされるほどうんざりすることはなく、ブラッドはちょっと困り気味。そこに歴史の授業開始のチャイムが鳴る。今日の授業は怪物クラーケンと戦ったペルセウスの話だが、ジェニーのメモリーにその話はダウンロード済みで、ジェニーは退屈で仕方ない。そこでジェニーは起きたままドリームチップをONにすることを思いつく。


ジェニーは半ば無理矢理にドリームチップを起動すると、ペルセウスに代わって怪物クラーケンをやっつける夢を見る。でもそれはただの夢ではなかった。ジェニーは夢遊病者のように机の上に立ち騒いでいたのだ。先生に怒られるジェニー。だが休み時間になるとジェニーは今度はカウボーイになった夢を見て、水飲み場を馬だと思って座りこむ。さすがに程度がひどくなってきたのでブラッドは「やりすぎだって。夢と現実の区別がつかなくなってないか?」と注意するが、ジェニーは「その気になれば現実に戻れるわよ。ちゃんとコントロールしてるもん」と言い張るばかり。


そして楽しくて夢を見るのをやめられないジェニーは、学校からの帰り道でもドリームチップを起動させる。ジェニーの見る風景は家や花が踊る楽しげなものに一変し、ジェニーは突っ込んできた居眠り運転のトラックをかわいいゾウと思いこんでしまい道の真ん中に立ち止まる。だがトラックはジェニーにぶつかる寸前で電柱に激突し、切れた電線がジェニーの頭に接触、そのせいでONになったままドリームチップが故障してしまう。起きあがったジェニーの目に飛び込んできたのは異形の怪物がうごめく恐ろしい世界。ドリームチップの故障で全てが怪物に見えるようになってしまったのだ。


ジェニーは怪物を倒そうと暴れ回り、街や車がどんどん破壊される。そしてジェニーは偶然居合わせたウェイクマン博士をも魔女と思いこみ、ブラッドとタックをヤギ少年と怒鳴りつける。こうなったらジェニーを正気に戻すにはドリームチップを取り外すしかなく、ブラッドの提案で消火栓の水でジェニーを感電させることになる。タックが変装してジェニーの目を引きつけている間に、ブラッドは消火栓へ。しかしあと少しというところでタックの変装がばれてしまう。いきり立つジェニー。そこにブラッドが登場、消火栓の上に乗って「やるんなら僕をやれよ」とはやしたてる。


「望むところよ!」ジェニーは消火栓にビームを発射!すると中からたくさんのキャンディーが飛び出してくる。そしてキャンディーを食べようとしたジェニーは感電し、やっと正気を取り戻す。ブラッドの警告を聞かずみんなを酷い目にあわせたジェニーは反省することしきり。でも頭の中のドリームチップはなかなか取れず、ジェニーの目には気持ちの悪い風景が映り続けるのだった。

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第11話A スタッフ
STORYBOARD:STEPHEN SANDOVAL, CHRIS MITCHELL
DIRECTED:JOHN FOUNTAIN, ROB RENZETTI

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感想:

ジェニーが快楽に溺れるお話。
と書くとつい「へんたいあにめ?」と思ってしまいますがこれが本当のことなんだから仕方ない(笑)。Daydreamは白昼夢のこと。夢といってるけど要はクスリの暗喩ですね。ヤバイなぁ。ラリって街ぶっ壊しちゃいけませんよジェニーさん。住民の人に思い切り「あの子おかしい」と言われてるし。でもラリってハイになってるジェニーしゃんもかわいい…(恋は盲目)。


他の見所しては、ジェニーは睡眠中に充電をしてることが分かりました。あのベッド充電器だったのか…。あと眠るときなぜかいびきをかくようです。日本語版のアドリブかと思ったら原語でもぐわーぐわー言ってるのでこれはジェニーの仕様なんでしょう(変な仕様…)。


あと特筆すべきは何といってもスタッフの美術力ほとばしりまくりな夢の風景でしょう。美術方面には疎いので何とも表現できませんが凄い!やっぱりこのくらいの力がないと全く新しいものというのは生み出せないんでしょうねきっと。



脳いぢりの図。もうちょっとデリケートにやりましょうよ博士…。明らかに手探りでチップ取り付けてるのが怖い。



いびきをかいてお休み中。隣で寝るときうるさくて困りますね。



最初に見た夢の風景より。イマジネーション大洪水。こういうのもきっちりデザインしてるんでしょうね。



上の続き。羽飛びジェニーとドン・プリマ。何だかんだいってまだドンのことを思っているようです。このあとの夢の中ならではの支離滅裂な会話が可笑しい。



Web上でよく見かける、カウボーイになりきったジェニー。学校でキメるのはやめようね。



出ましたディズニーギャグ。風景色もセピア色にチェンジ。



頭の中が上の状態のジェニーさん。目がいっちゃってます。頭の中の愉快な音楽が漏れ聞こえるのが笑える。



この人もヤベェ…。でもご安心を。ヤクチュウではなくただの「コーヒー一杯飲んだだけで不眠不休でどこまで運転できるか」に挑戦してるおじさんです。迷惑な…。



消火栓の水をキャンディーと思いこんで食べようとするジェニーさん。関係ないですがディディの頭の中は多分年がら年中こういう状態だと思います。