ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ザ・バットマン 第一話

全然期待してなかったんだけど普通に面白かった。初心者向けな明るいバットマンなのかなと思ってたらある意味これまでより暗く、よりクレイジーになっててそこが良かったと思う。アニメイテッド版の青野ジョーカーには理性と知性が感じられたけど今度の瀧田バットマンは完全に基地外だし、ブルースも心に余裕がなくバットマンになることに取り憑かれてる感じがする。「三年目のバットマン」というよりもこれはこれはで「新しいバットマン」と思った方がいいね。


演出面では、古典的カートゥーンのオマージュやジャパニメーションの真似事ではない、アメリカアニメ独自の新しくスマートなものが生まれてきていると感じた。アメリカのアクションアニメにはどうも「雑」という印象があったけど、これはアメリカ側がジャパニメーションの所作を体得することでそれが洗練されてきた現れ、ということなんじゃないだろうか。大げさかもしれないけど正直いってそろそろ日本のアニメに残されたカードはもう「萌え」しかないんじゃないかと思う。IGだからって海外でもてはやされるのもあと数年…かもねぇ。