ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

新造人間キャシャーン 第10話「死の砂漠に命をかけろ」

あらすじ:機械を朽ちさせる自然環境を持つ砂漠に、国防軍の主要油田・D油田がある。そして今、D油田の送油は停止し、国防軍の燃料は枯渇状態にあった。D油田の上空に強力な磁気嵐が発生し、油田を制御していたコンピュータを破壊したのだ。


だがシモンズ博士の発明したMK装置を設置すれば磁気を油田の周りに分散させることができ、磁気に弱いロボット達の侵略も防げるという。さっそくシモンズ博士は油田に派遣された。一方ブライキング・ボスは油田を攻め落とせないことに苛立ちを見せ、砂漠の力に恐れをなすバラシンを送り込み、スワニーからその情報を得たキャシャーンもまた油田を目指すのであった。


砂漠に着いたキャシャーンを待っていたのは砂漠の持つ自然の驚異だった。フレンダーは変身不能になりその体には錆が浮いた。そして新造人間であるキャシャーンの体も不調を訴える。そんなときアンドロ軍団の戦車が現れた。キャシャーンはこれを撃滅し、爆発音を聞きつけたシモンズ博士と出会い、一緒に油田に行くことになった。


灼熱の砂漠にシモンズ博士の仲間は次々と倒れ、キャシャーンの調子も悪くなっていく。そしてD油田が目の前に迫ったとき、彼らはついにアンドロ軍団に追いつかれてしまう。ルナとシモンズ博士達を油田へ急がせ、不死身の体を信じてフレンダーと共にアンドロ軍団に立ち向かうキャシャーン。だが、MK装置を起動すればキャシャーンの体もただでは済まないことを、シモンズ博士は見抜いていた。ルナはキャシャーンに戻るよう呼びかけるが戦闘中のキャシャーンは動けない。


そのとき自爆ロボットが油田に向かって一斉に飛び立った。このままでは油田が破壊されてしまう。シモンズ博士は石油タンクに取り付いた自爆ロボットを引きはがし爆死する。もはやこれまで。ルナにMK装置のスイッチを入れろと叫ぶキャシャーン。不死身の体は磁気嵐に耐えられるのか…。

        • -

元々キャシャーンはヒーローにしてはかなりいい加減なんですが、今回のキャシャーンはこんな感じで無茶苦茶です。

  • スワニーが「磁気があるから気をつけなさい」つってんのに「不死身だから大丈夫」と全然聞かない
  • 「快適な空の旅はどうだい」とかルナに言って遊び半分でフレンダー・ジェットで砂漠に突入する(すぐフレンダーは墜落)
  • 「磁気の影響でこのロボット犬も狂ってるかもしれない」と言うシモンズ博士に食ってかかり、流砂に突き落とす(おいおい…)
  • 「電光パーンチ!」と叫んで流星キックをくり出す(磁気でいかれてるのか?)
  • あと、シモンズ博士達が背中に背負ってたMK装置を組み立ててみたらなぜか全長5mくらいある巨大装置になった。

まぁそもそも機械が壊れる砂漠にどうして自動制御の油田作っちゃうのか謎なんですが…。脚本のやっつけ具合が香ばしい話でした(キャシャーンは毎回こんな感じではあるんだけど…)。