ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ガイキング 第一話「大空魔竜が来た」

全く期待してなかった分すごく面白かった。王道、といってしまえばそれまでだけど王道が途絶えてもう20年くらい経つんだから逆にれはこれで新しいものといっていいと思う。


何より主人公が素晴らしい。自分が目撃するも母親にすら信じてもらえない事件を現実であると確信し、その謎を解くために5年間も体を鍛え続けてきた生身の主人公、これは90年代には絶対に見られなかった”心身ともに強い”キャラですよアータ!もし”現代風”に一歩間違えていれば「母親にすら信じてもらえず人間不信で引きこもる主人公のパソコンのモニターの中から萌え大空魔竜がやってきた」ともなりかねなかったわけですから!(笑)


響鬼も同様のキーワードを持つ、05年になってポッと湧いて出た「鍛える」主人公。これはやっぱり「自己責任時代」だからこそなんですかね。バブルや不況が一回りして、何だかんだいって結局戦い抜くには自分の力を頼るしかねぇってところに辿り着いたからなんでしょうか。ちょうど今、90年代主人公キャラを分析しているid:otokinokiさんにぜひ聞いてみたいところです。