ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

4月5日 なかなか前進できず

楽しい夢からみじめな現実に引き戻されて05:30起床。今日はガリウムシンチ撮影の日で、腸の中をきれいにするため昨日のうちに下剤を飲んでいて、そのため少し早く起きました。3月31日の夜から食べ物を食べていないし何も出ないかな、いいかげんに血も止まったかなと期待しましたがやっぱり便器は赤黒くなりました…。下剤で腸が活性化されてしまったので今日は一日中お腹が痛かった…(6/10くらいの痛みが一向におさまらない)。夜になってまた「点滴の痛み止め」をオーダーしたところ「ソセゴン」という鎮痛剤というか向精神薬が来ました。相変わらず副作用は出ますがこの前のよりはましなのでよしとします。痛みは2/10くらいに軽減…これでもだいぶ気分が違います。


ガリウムシンチの撮影は40分くらい微動だにせず横になった姿勢を保ち続けるのがきつかった…。お腹の痛みが来たらやばいなぁと思ってましたがなんとかしのげてよかったです。今見つかってる患部以外に腫瘍がないといいんですけどね。あったらステージIIIにはなるのかな。リンパ腫の場合はIVでも「末期」とはいいません。IIIとIVを合わせて「進行期」といいます。IとIIは「限局期」。なんでそういうのかは不明…。ところで芸人のはんにゃ川島も腎臓癌だったそうですね。芸人、しかも胃癌の宮迫とは全然違う”若手”枠の芸人のポジションで再発を防ぎながらあと4年過ごすのはかなりの大事業だと思いますが、頑張って欲しいと思います…。以下テキストファイルの記録より引用再編。

消化器内科の医師が来た。昨日の血液検査の結果ヘモグロビン値9.9で、輸血をするほどではないが貧血(3月30日時点では13あった)。手術は来週か、さ来週。点滴から中心静脈カテーテル(たぶん首)に切り替えて栄養状態を保持する。今週後半に注腸検査(バリウム検査)をする予定。

入院以来ずっと頭がふらついて調子悪いなぁと思っていたら貧血だったようです。大腸の状態を保存するため食事なしの点滴生活が続いてるんですが、さすがに応急処置的な栄養点滴をあと二週間くらい続けるのは無理があるということで、首の静脈に針を刺してちゃんとした栄養を流す方式に変えるそうです。怖い…。あと腸にバリウムを流し込み圧力をかけることで重なってる腸が元の状態に戻ることを期待する検査もするそうです。

外科の医師と話ができた。体が、腫瘍を便と認識して肛門の方へ押すと腸重積になってしまう。現在は腸のはまりこみ方が浅いか、出たり入ったりしている。注腸検査で腸重積が戻れば腹腔鏡手術、お腹に少し穴が開く程度、腸を除去する長さも短い。腸が戻らなければ開腹手術、傷は20cm、腸を大幅に除去する。回復には一週間〜10日かかる。手術日程は未定。

というわけでバリウムで腸が元の位置に戻るかどうかがなかなかの分かれ道になってしまいました。たぶん戻らないだろうな…。でも何より外科の方で日程をはっきりしてもらえなかったのが一番きついです。基本的には一ヶ月先まで手術室の空きがないそうですが、少しも待たせていい病状ではないのは分かってるはずなので、どこか空きを見つけて一刻も早くやってもらうしかないんですが…。