ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ヘイ・アーノルド! 第60話

第60話 PARENT DAY

あらすじ(ネタバレ有):
明日は”親と子の運動会”の日。張り切るおじいちゃんとおばあちゃんを尻目にアーノルドは憂鬱でたまらない。なぜならアーノルドには両親がいないから。


運動会の一日目。アーノルドはヘルガのパパから「親のいない子」と言われ落ち込んでしまう。そしてその夜アーノルドは、自分の両親がどんな人で今どうしているのかをおじいちゃんに訊ねる。


そこでおじいちゃんはアーノルドに本当のことを話す。アーノルドのパパとママが素晴らしい医者と科学者だったことを。そしてある村に薬を届けるため飛行機で飛び立って以来、二人は行方不明であることを。アーノルドはその事実を受け入れ、夢の中で赤ん坊だった頃の自分の姿を見るのだった…。

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感想:

泣けます。「ヘイ・アーノルド!」でこんなにしんみりさせられるとは思いませんでした。確かにアーノルドには祖父母と暮らしているという設定はあっても、両親がいないことを正面から語る話は、これまで私が見た中ではなかったわけで…。


アーノルドが真実を受け入れてこれまで育ててくれた祖父母に感謝し「おじいちゃんとおばあちゃんは僕のパパとママだよ」というシーンと、最後に夢の中で飛行機に乗って去っていくシーンは本当に素晴らしいです。あの飛行機は”僕はもう大丈夫”ということを表してるんでしょうね。


前から思ってたけどこのアニメは海外アニメには珍しく脚本がすごく丁寧でキャラクターの人格をとても大切にしているようです。番組CMでただの悪い子みたいに扱われてるヘルガも実は”愛の薄い家庭に育って生き方がどこかねじれてしまった悲しい女の子”だったりしますので。だから私にとってヘルガは”見た目はアレでもなんか放っておけない子”なのです。意外と深いですよ「ヘイ・アーノルド!」は。