ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

闘牌伝説アカギ 第25話「殺意の誘惑」

あらすじ

鷲巣の数え役満のツモ牌であるイーピンは鷲巣自身が一度はその手に掴みながらも山の中に取りこぼし、結局は安岡の元へ流れてしまった。期は満ちたとばかりにアカギと安岡の間で差し込み工作が始まる。だが鷲巣はアカギの最後の打牌がイーピンになると読み歓喜にうち震える「これでアカギを殺せる」と。そしてアカギの打イーピン。しかし鷲巣のロン宣言は安岡のアタマハネで阻止されてしまう。逆上する鷲巣にアカギは言い放つ「臆病だな鷲巣巌」。鷲巣の心の動きはアカギに全て見透かされていたのだった。

感想

死・破滅を過大に恐れる臆病な”生きたがり”の鷲巣だからこそ人を殺したがる。これはどういうことなんだろうか。鷲巣は他人を殺し、破滅させることで安心したかった、死や破滅を司るのは自分であるという幻想に酔うことで死や破滅から逃避したかった、そいういうことか。しかし鷲巣がアカギへの殺意に酔って勝ちを長引かせている間に勝機=イーピンは逃げてしまったというわけで、つまりアカギは「鈴木からの差し込み上がりはなく、ぐだぐだやってる鷲巣がツモることもない」と読んでいたわけだな。恐るべしアカギのカウンセリング麻雀(笑)。アカギに心と牌の流れを読まれてどうも勝てそうにない鷲巣が最終回に向けて一体何をするのか…楽しみです。あとDVD特典の麻雀大会が見たい。事実上の萩原聖人VS風間杜夫決戦になるとは思うんだけど。でも定価21000は高いなぁ…とても買えないよ。